ボシュロムは、アメリカに本社を置くBausch & Lomb, Incという1853年設立の会社です。非常に歴史ある企業です。ちなみに名前は、会社創立に携わったジョン・ジェイコブ・ボシュとヘンリー・ロムの苗字を取ってのボシュ・ロムだそうです。
ボシュロムの使い捨てコンタクトは、「メダリスト」シリーズとして多くの利用者に愛用されています。ジョンソン&ジョンソン、アルコン(元チバビジョン)と並んで世界的な知名度も非常に高い企業です。
同等レベルのレンズが、ジョンソン・エンド・ジョンソンのアキュビューよりも安価に購入できるお店が多いのもメダリスト選択の大きなメリットかと思います。メダリストはほぼ全てのコンタクト販売業者で取り扱っていますから、各店舗間での価格競争が活発なのも嬉しいです。
乱視用コンタクトの種類が多いこと、また遠近両用コンタクトが2種類あるのもボシュロムの特徴といっていいでしょう。レンズの合う合わないは個人差があります。ボシュロムのメダリストが一番瞳に合うという人もおおいようです。
■1日使い捨て
メダリスト ワンデープラス (ニューソフトレンズワンデー)
■2週間交換
メダリストU (ソフトレンズ59)
メダリスト プラス (ソフトレンズ38)
メダリスト フレッシュフィット (ピュアビジョン)
メダリスト フレッシュフィットコンフォートモイスト (ピュアビジョン2)
■乱視用
メダリスト ワンデープラス 乱視用 (ソフトレンズワンデートーリック)
メダリスト66トーリック 2week (ソフトレンズ66トーリック)
メダリスト プレミア 乱視用
メダリスト フレッシュフィット コンフォートモイスト 乱視用 2week
■遠近両用
メダリスト マルチフォーカル 2week (ソフトレンズマルチフォーカル)
メダリスト プレミア マルチフォーカル 2week
■カラーコンタクトレンズ/1日使い捨てサークルレンズ
ボシュロム メダリスト ナチュレール
上記カッコ()内は、海外での販売名称(並行輸入品)です。
ボシュロムの2週間交換コンタクトには、従来。「メダリスト・プラス」と「メダリストU」と「メダリスト フレッシュフィット」とがありました。メダリスト・プラスは含水率38.6%、レンズ中心厚0.035ミリの薄型レンズ。メダリストUは、含水率59%、中心厚0.14ミリでレンズの厚みが均一になったタイプ。メダリスト フレッシュフィットは、含水率36%、中心厚0.07ミリの超薄型レンズです。
含水率は高いほうが酸素透過性が高まって瞳が快適になりますが、レンズに含まれた成分が蒸発しやすくなり、それを補うように瞳からの涙が多く必要とされるため、眼が乾燥しやすくなります。
ドライアイの人は含水率が低いダリスト・プラスかメダリスト フレッシュフィットにした方が良いでしょうし、眼が乾きやすいということがなければメダリストUの方が酸素透過は良いのでおすすめです。さらに言えば、メダリスト フレッシュフィットは、シリコーンハイドロゲル素材というレンズ水分を介することなく酸素透過性を高めた素材を採用しているので、低含水率(眼が乾きにくい)、高酸素透過性(瞳に優しい)を実現したレンズです。
なお、メダリストUはレンズの厚が均一なのですが、このメリットは、まばたきをした際にゆがみが発生しにくく、まばたき直後のぼやけを防止し、視界がいつもクリアに保つことができます。
それに加えて登場した4種類目の2週間交換タイプのコンタクトレンズが、2012年6月発売されたメダリスト フレッシュフィットコンフォートモイスト(遠視用・乱視用もあり)。
従来タイプのフレッシュフィットで採用されていたシリコーンハイドロゲル素材の採用や、HDオプティクスという独自のレンズデザインでシャープで鮮明な視界を実現しているのに加えて、コンフォートモイストテクノロジーも採用。
コンフォートモイストテクノロジーという新技術によって、レンズを装着した瞬間から自然にフィットする感覚と、裸眼のようなつけ心地、長時間装用してもレンズがはりつかずにうるおいが保たれることが実現されています。