アルコンは旧チバビジョンのことです。チバビジョンは正式にはCIBA Vision(シーバビジョン)と発音し、米国のコンタクトレンズ・メーカーです(千葉ビジョンではないですよ)。ジョンソンエンドジョンソンとボシュロムと並んで、トップ3といっていいほど有名なレンズメーカーです。そのチバビジョンが2014年1月にアルコンと統合して、アルコンという名称で統一されることとなりました。
価格は、同グレードのコンタクトであれば、ジョンソンエンドジョンソン>ボシュロム>アルコンの順に安く入手できます。安く購入したいならアルコン、という選択方法もあるでしょう。
取扱いレンズの幅も広く、ほぼ全てのパターンの種類のコンタクトを販売しているといってよいでしょう。アルコンのレンズの中ではフォーカスシリーズが歴史が古く、エアオプティクスシリーズが新し目のシリーズとなっています。また、カラコンのフレッシュルックデイリーズ イルミネートも割りと新しいコンタクトです。
■1日使い捨て
デイリーズ アクア
デイリーズ アクア コンフォートプラス
■2週間交換
フォーカス 2ウィーク
エア オプティクス アクア
プレシジョン UV (2012/12終了予定)
■1ヶ月交換
O2 オプティクス
■乱視用
デイリーズ トーリック
エア オプティクス 乱視用
■遠近両用
デイリーズ プログレッシブ
エア オプティクス アクア 遠近両用
■カラーコンタクトレンズ
フレッシュルックデイリーズ
フレッシュルックデイリーズ イルミネート
アルコン(元チバビジョン)の2週間交換レンズは、従来はフォーカスシリーズでした。しっかりとした作りで敗れにくく、評判も悪くありませんでしたが、発売からかなりの時間も経過していました。
そこへ、エア オプティクス アクアの登場です。エア オプティクス シリーズは、シリコーンハイドロゲル素材を使用しているので、酸素の透過性も抜群。低含水率で乾燥に強く、プラズマコーティングという技術により乾いた環境でも涙とよくなじむ作りになっています。また、汚れがつきにくくもなっているのは助かります。
以前にアキュビューを使用していた人からすると、こしがあっててしっかりした感触を受けるようです。でも、その分、裂けるようなことはありませんし、慣れると扱いやすいようです。また、眼に入れた当初は違和感を感じる人もいるようですが、シリコーンハイドロゲルによる酸素透過の良さからか、慣れたら快適という声も聞きます。
エア オプティクス アクアは、近視、遠視、乱視、遠近両用と全てのパターンをカバーしています。乱視用・遠近両用も含めて装着感や見え方の評判は良いようです(個人差はあります)。